新生パーソナルローン(シンキ、ノーローン)の任意整理(債務整理)

  • 新生パーソナルローンを任意整理すると返済は楽になるのか?
  • 任意整理のデメリットを知りたい
  • 相談した後の手続きはどうやって進めていくの

新生パーソナルローンは新生銀行グループで、ノーローンという商品を展開しています。

以前はシンキという会社名でしたが2016年に新生パーソナルローン株式会社という名前に商号を変更しています。

新生パーソナルローンでの支払いが苦しくなってきたら、借金を債務整理して支払いを楽にすることができます。

しかし債務整理手続きの中でも任意整理への対応は会社ごとに異なりますので、今回は新生パーソナルローンの借金を任意整理したらどのような内容で交渉がまとまるのかを解説します。

新生パーソナルローン(シンキ)の任意整理対応

新生パーソナルローン(シンキ)の借金を任意整理するとどうなりますか

取引が短かいと任意整理後の利息のカットに応じてもらえなかったりすることがありますが、それ以外では基本的には利息は0%にしてもらえて、36回~60回ほどの分割払いになります。


  • 任意整理後の利息は0%
  • 分割回数は36~60回払い
  • 過払い金が発生する可能性あり

任意整理後の利息

基本的には任意整理後の利息は0%になります。

ただし、借り始めてからあまり間もないような場合は利息のカットに応じてもらえない場合があります。

※参考:法テラス:債務の整理をしたいと考えています。どのような方法がありますか?

分割回数

36回~60回払いなので3年~5年の分割払いになります。

新生パーソナルローン(シンキ)の借金を任意整理するメリット

任意整理をすることでどのぐらいのメリットが発生しますか

借入額等にもよりますが完済までの間に数十万円の利息を支払うことが多いので、利息をカットすることで数十万円ぐらいの金銭的なメリットがでることになります。

また、何回の分割払いになるかによりますが、完済までの期間が早くなったり毎月の返済額が減ることもあります。


任意整理しない場合の返済内容

利息18%で40万円を借りて、毎月12,000円返済をしていくと、

任意整理をせずに返済する場合
完済までの期間約4年
毎月の返済額1万2,000円
完済までの利息の総返済額15万円以上

返済を継続して、借金が減ってくると最低返済額も少なくなることがありますが、返済額が少なくなれば完済までの期間はさらに長くなりますし、完済までに支払う金額も増えることになります。

任意整理後の返済内容

40万円の借金を任意整理して利息0%、48回分割とした場合

任意整理をした場合
完済までの期間4年
毎月の返済額約8,400円
完済までの利息の総返済額0円

 

任意整理しない場合任意整理をすると

完済までに支払う利息の総額

15万円以上

0円
完済までの期間約4年4年
毎月の返済額1万2,000円約8,400円

※60回の分割払いになった場合は、完済までに5年かかることになりますが、毎月の返済額は6,700円ほどになります。

任意整理のメリット

任意整理するデメリット

任意整理のデメリットは何がありますか

1番大きなデメリットはブラックリストに登録されることです。

現金で生活してネット等での買い物はクレジットカードの代わりにデビットカードやpaypayを利用することで影響を少なくすることはできます。


新生パーソナルローンは解約になる

新生パーソナルローンの借金を任意整理すると、新生パーソナルローンとの契約は解約になります。

ブラックリストの影響がでる

任意整理をすると信用情報に事故情報として登録されて、いわゆるブラックリストに載ることになります。

お金を借りるとかローンを組む、クレジットカードを作る等の際は信用情報を見て審査される事になるので、信用情報に事故情報が載っている間は審査にとおるのは難しくなります。

信用情報に事故情報が残るのは、最大で任意整理後に完済してから5年間です。

※参考:CIC【信用情報とは】

そのため、任意整理後3年間で完済した場合は、最大でそこから5年間は登録が残るので、計8年間は事故情報が残ります。

新生パーソナルローンを任意整理するデメリット

新生パーソナルローン(シンキ)での借金の減額や過払い金

新生パーソナルローンで借金が減額されたり過払い金が発生することはありますか

新生パーソナルローンと過去に法律の制限を超える利息で取引をしていたなら、利息を見直して計算をすることで借金が減ったり過払い金が発生することがあります。


利息制限法の金利の上限
10万円未満の借入20%
10万円以上~100万円未満の借入18%
100万円以上の借入15%

過去に法律の制限を超える利息で取引をしていた人は、利息を見直しての計算=引き直し計算をすると借金が減額されたり、借金がすべてなくなって過払い金が発生していることがあります。

新生パーソナルローンは2008年以降に新規で契約をした場合は法律内の利息になっているので、2007年よりも前から借りている人は借金が減額されたり過払い金が発生している可能性があります。

引き直し計算の結果、借金が全てなくなって過払い金が発生している場合は任意整理ではなく、過払い金返還について交渉を行っていきます。

参考:高利を支払っていた場合には、取り戻すことができるのですか?|法テラス

  • 引き直し計算の結果、40万円の借金が20万円まで減った場合
    ⇒減額後の20万円を任意整理して、利息をカットし元金だけを分割で返済することになる。
  • 引き直し計算の結果、40万円の借金が全てなくなって過払い金が70万円発生してる場合
    ⇒任意整理ではなく70万円の過払い金請求になる。

返済中でも引き直し計算をすると過払い金発生する

任意整理の流れ

任意整理の手続きはどのように進んでいくんですか

任意整理の依頼を受けた専門家はシンキに対して受任通知という書類を送付します。

受任通知送付後は新生パーソナルローンへの返済は一旦ストップすることになるので、その間に金額の確認や過払い金の有無、任意整理の交渉を行っていきます。

依頼者の人は返済を止めている間に積立金をすることになります。


  1. 受任通知送付
  2. 積立金
  3. 引き直し計算
  4. 分割回数等の交渉
  5. 返済再開

受任通知送付

任意整理の依頼をするにはまずは専門家と面談をする必要があります。

その後依頼を受けた専門家は新生パーソナルローンに対して受任通知を送付します。

受任通知送付後は新生パーソナルローンへの支払いを止める必要がありますが、返済を止めても督促はきません。

積立金を行う

新生パーソナルローンへの返済を止めている間に依頼者は専門家に対して積立金を行う必要があります。

積立金は専門家の費用の分割払いと、任意整理後に毎月返済を続けていくことができるかを確認する意味があります。

積立金ができないと任意整理をしても支払っていくことができないと判断されるので、任意整理をすることができなくなる可能性があります。

任意整理が出来ない場合は個人再屋自己破産を検討する必要があります。

引き直し計算~任意整理交渉

受任通知送付から3週間ほどで新生パーソナルローンから取引履歴が届きます。

取引履歴で過去の利息を確認して、法律よりも高い利息で取引があったようであれば利息を見直して計算を行って、借金が減額されないか、過払い金が発生していないかを確認します。

引き直し計算の結果、借金が減るようであればその減額後の金額で利息のカットと分割回数の交渉を行います。

返済再開

任意整理の交渉が終わったら、交渉内容どおりに利息をカットしてもらい、元金だけを分割で返済していくことになります。

依頼者が行うこと

  • 新生パーソナルローンへの返済を止める
  • 積立金をする
  • 任意整理の和解成立後は和解内容どおりに新生パーソナルローンへ返済していく

新生パーソナルローンへの返済を止めている間に、任意整理後に毎月返済していけるかの確認と専門家の費用の分割払いのために、依頼者は専門家に対して積立金を行います。

任意整理を依頼してから3か月~6か月程度で任意整理の交渉がまとまるので、その後は任意整理の内容どおりに新生パーソナルローンへ返済をして完済を目指します。

任意整理依頼後に依頼者が行うこと

任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできる

任意整理は家族や会社に秘密のままでできますか

任意整理は自己破産等と比べて必要になる書類も少なく、新生パーソナルローン(シンキ)から連絡が来ることもないので家族や会社にバレる可能性が非常に少ない手続きです。

ただし、ブラックリストの影響には注意が必要です。


任意整理は、家族や会社に秘密にしたままで手続きができる可能性が高いです。

自己破産や個人再生だと、家族や会社の協力が必要な書類の提出を裁判所から求められますが、任意整理ではそのようなことはありません。

また、任意整理を依頼している間は新生パーソナルローンから本人に対して連絡が来ることはないですし、郵便物が届くこともありません。

ただし、ブラックリストに登録されてクレジットカードが解約になったり、ローンが組めなかったりした際に不審に思われてしまう可能性はあります。

生活費等をクレジットカードで支払っている人は注意が必要です。

家族に秘密のままで長期間借金を返済しているよりも、任意整理をして早く完済をしたほうが家族にバレてしまう可能性は低くなると思います。任意整理をせずに借金の支払いを滞納していると、シンキから督促が来たり裁判を起こされたりして家族に知られてしまうこともあります。

裁判で判決を取られた後は給与差し押さえをされれば会社に借金を滞納していることを知られてしまうので、返済が難しい状況の人は任意整理をしない方が家族や会社に知られてしまう危険性は高いとも言えます。 

新生パーソナルローン(シンキ)の任意整理まとめ

新生パーソナルローンの借金を任意整理すると、取引が短い等でなければ任意整理後の利息は0%になり元金だけを36~60回で分割返済することになります。

また、新生パーソナルローンとの取引を2007年以前から行っている場合には、借金が減額になったり過払い金が発生している可能性もあります。

ただし、新生パーソナルローンは過払い金請求への対応はあまり良くないので、裁判をしないと減額を求めてきますし、裁判をする場合も回収までには時間がかかる会社です。

任意整理をするデメリットとしてはブラックリストに登録されることですが、任意整理後に完済してから5年経つと登録はなくなります。

ブラックリストに登録されている間もデビットカード等を利用することで不便なく生活をすることができるでしょう。