りそな銀行の任意整理【任意整理をすると返済はどう変わるか比較】

  • りそな銀行を任意整理すると返済は楽になるのか?
  • 任意整理のデメリットを知りたい
  • 依頼をした後は何をすればいいの?

大手銀行の一つ、りそな銀行ではクイックカードローンとプレミアムカードローンが有名です。

借金の返済が難しくなってきたら任意整理をして、利息を0%にしてもらい元金だけを分割返済にすることで支払いを楽にすることができます。

ただし、任意整理をするとブラックリストに登録されるというデメリットもあります。

任意整理をして利息がカットできるのか?何回払いになるのかは貸金業者によって異なります。

今回はりそな銀行を任意整理するとどうなるのか?どのぐらい返済が楽になるのかを比較して、発生するデメリットについても解説します。

目次

りそな銀行を任意整理するメリット

りそな銀行の借金を任意整理するとどうなりますか?

りそな銀行を任意整理をすると、基本的に元金だけを分割で返済していくことになります。

分割払いの回数も60回ほどになり、長期の分割払いになると毎月の返済額も少なくなる可能性が高いです。

りそな銀行を任意整理すると
  • 利息は0%になる
  • 60回ほどの分割払い
  • 過払い金は発生しない

※グループ会社の埼玉りそな銀行と近畿大阪銀行を利用している場合も同様の手続きになります。

銀行からの借入では何年取引をしていても過払い金が発生することはありません。

銀行には保証会社がついていて、銀行を任意整理すると保証会社に借金が移り、任意整理は保証会社と行うことになります。

りそな銀行の借入ではりそなカードかオリックスクレジット、オリコが保証業務を行っています。

任意整理の手続きは保証会社である、りそなカードかオリックスクレジット、オリコに対して行うことになります。

利息がなくなり、借金の元金だけを長期の分割払いになると言っても、それでどのようなメリットがあるのかわかりにくいと思います。

下記ではりそな銀行から100万円を利息13.5%で借りている場合で、任意整理をしたケースとしないケースで比較します。

任意整理をしないで返済をするケース

りそな銀行から100万円を利息13.5%で借りて最低返済額の2万円を毎月返済していくと

利息だけで毎月11,250円になるので、2万円返済しても半分以上が利息の返済になるため、借金の元金はあまり減りません。

そのため、完済までに6年2ヶ月必要になり、完済までに利息だけで47万円以上支払う計算になります。

任意整理をしない場合
完済までに支払う利息の総額47万円以上
完済までの期間6年2ヶ月
毎月の返済額20,000円

任意整理をしたケース

て100万円の借金を任意整理して利息0%、60回の分割払いになると

60ヶ月払いなので、5年で完済できます。

毎月の返済額は100万円を分割払いの回数の60で割ると算出できます。

100万円÷60=16,666円なので約17,000円になります。

任意整理をすると
完済までに支払う利息の総額0円
完済までの期間5年
毎月の返済額約17,000円

任意整理前と後で比較

任意整理前任意整理後
完済までに支払う利息の総額47万円以上0円
完済までの期間6年2ヶ月5年
毎月の返済額20,000円約17,000円

任意整理で完済までに支払う総額を減らしながらも完済までの期間が短くなり、毎月の返済額も少なくなる可能性があります。

任意整理のメリット

りそな銀行を任意整理するデメリット

りそな銀行を任意整理するデメリットは何がありますか?

りそな銀行のカードローンは解約になります。

ブラックリストに登録されるので借金やローンを組んだりすることは難しくなり、任意整理をしていないカードも解約になる可能性が高いです。

一定期間はりそな銀行の口座が凍結される点にも注意が必要です。

りそな銀行のカードローンは解約になる

任意整理をした会社は解約になるので、りそな銀行を任意整理するとカードローンは解約になります。

ブラックリストに載るので住宅ローン等に影響がでる

りそな銀行に限ったことではありませんが、任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録され、ブラックリストに登録されます。

貸金業者等は信用情報を確認して審査を行っているので、ブラックリストに登録されていると審査にとおるのは難しいです。

そのため、ブラックリストに載っている間は、お金を借りたり住宅ローンを組んだり、クレジットカードを持つことは難しくなります。

また、カード会社は定期的に信用情報を閲覧しているので、任意性整理をしていないクレジットカードも使用できなくなる可能性があります。

任意整理後に、完済してから5年経てばブラックリストの影響はなくなります。

ブラックリストに登録されていても、収入の範囲内で現金で生活をしていく分にはあまり影響はありません。

また、デビットカードやpaypayを利用して買い物等をすることはできます。

ただし、デビットカードやpaypayではリボ払いは利用できません。

ブラックリストに登録されると
お金を借りることは難しくなる

カードローンやキャッシング等、お金を借りることは難しくなります

ローンを組めなくなる

住宅ローンや自動車ローン、携帯電話やスマホの分割購入も難しくなります

クレジットカードが持てなくなる

ブラックリストの影響を受けて、任意整理をしていないクレジットカードが解約になる可能性があります

りそな銀行の口座は凍結される

りそな銀行の借金を任意整理すると、りそな銀行の口座が3ヵ月ほど凍結されて使用できなくなります。

その際に口座に預貯金があると借金と預貯金とで相殺されることになるので、預貯金があれば事前に引き出しておくことをおすすめします。

また、任意整理をする前に口座引き落としにしている支払いがあったり、給与の振込先にしている場合は他の口座へ変更が必要になります。

りそな銀行を任意整理するデメリット

任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできるのか

りそな銀行の任意整理は家族や会社に秘密でできますか?

任意整理をしてもりそな銀行から連絡が来ることもないので、家族や会社にバレる可能性が非常に少ない手続きです。

ただ、ブラックリストの影響には注意が必要です。

任意整理は、家族や会社に知られることなく手続きができる可能性が高いです。

自己破産や個人再生だと、家族や会社の協力が必要な書類の提出を裁判所から求められますが、任意整理ではそのようなことはありません。

また、任意整理をしてもりそな銀行から本人に対して連絡が来ることはありません。

そのため、自己破産や個人再生と比較して、借金があることや任意整理をしていることが家族や勤め先に知られてしまう可能性は低いです。

ブラックリストに登録されてカードが解約になったり、ローンが組めなかったりした際に不審に思われる可能性はあります。

生活費等をクレジットカードで支払っている人は注意が必要です。

任意整理は家族にバレずにできるのか

任意整理の流れ

りそな銀行の任意整理の手続きはどのように進められますか?

まず受任通知という書類をりそな銀行へ送付して、その後に利息のカットや分割払いの回数の交渉を行っていきます。

依頼から任意整理の交渉が完了して、返済が再開されるまでは3ヶ月~6ヵ月ほどです。

STEP
面談

依頼する際は、弁護士や司法書士と面談をする必要があります。

STEP
受任通知送付

弁護士や司法書士との面談後、依頼を受けた専門家はりそな銀行に対して受任通知を送付します。

受任通知送付後はりそな銀行への支払いは止める必要がありますが、返済をSTOPしても督促は来ません。

STEP
和解交渉

利息のカットと、分割回数の交渉をりそな銀行の保証会社のりそなカードかオリックスクレジット、オリコと行います。

STEP
返済再開

交渉が終わったら、交渉内容どおりに利息がなくなった元金だけを分割で保証会社であるりそなカードかオリックスクレジット、オリコに対して返済していくことになります。

依頼をしてから、3か月~6か月程度で任意整理の交渉は終了します。

任意整理依頼後に依頼者が行うこと

りそな銀行の任意整理を依頼した後は何かすることはありますか?

依頼者の人は受任通知が送られた後~任意整理の交渉が終わるまでの間はりそな銀行への返済を一旦ストップして積立金を行う必要があります。

返済を止めても連絡が来ることはありません。

STEP
りそな銀行への返済を止める

任意整理を依頼した後は、りそな銀行への返済は一時STOPすることになります。

返済を止めても、りそな銀行からの督促は来ません。

STEP
積立金を行う

返済を止めている間に、依頼者は専門家に対して積立金を行う必要があります。

これは任意整理後に毎月の返済をしていけるかの確認と、専門家の費用の分割払いのために行います。

もし積立金ができないと、任意整理をしても返済ができないことになるので、任意整理ができなくなる可能性があります。

その際は自己破産や個人再生を検討する必要があります。

STEP
返済の再開

交渉は3ヶ月~6ヵ月ほどで終了するので、その後は毎月決められた金額を振り込み完済を目指していくことになります。

任意整理依頼後に依頼者が行うこと

任意整理まとめ

りそな銀行を任意整理すると
  • 利息は0%になる
  • 60回ほどの分割払い
  • 過払い金は発生しない

りそな銀行の借金を任意整理することで、利息をなくして元金だけを60回ほどの長期の分割でゆっくりと返済していくことができます。

それによって完済までに支払う総額が減り、毎月の返済を減らしながらも完済までの期間が短くなることがあります。

そのため、返済が苦しいのであれば任意整理をすると返済を楽にすることができます。

デメリットとしてはブラックリストに登録されることです。

ブラックリストに登録されている間は、借金をしたりローンを組んだり、クレジットカードを持つことはできません。

任意整理はメリットがある手続きですが、ブラックリストに登録される等のデメリットもあります。

ただ、ブラックリストに登録されても、収入の範囲内で現金で生活をするようにして、買い物等はデビットカードやpaypayを利用することができます。

そのため、現在支払いに追われている人は、任意整理をすることをおすすめします。

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