任意整理(債務整理)する会社の追加【追加の場合のデメリット】

過去に任意整理をした際に少額しか借り入れがなかった会社であったり、申告するのを忘れていて一部の会社を任意整理の対象から除外していることがあります。

そういった場合に後々になってその会社の支払いも厳しくなってきたときは、追加で任意整理を依頼することが可能です。
しかし、追加での依頼にはデメリットもあるので注意が必要です。

追加での任意整理

以前任意整理をした際に、借入額が少なかったので任意整理から除外した会社や申告するのを忘れていて任意整理をしなかった会社があったんですけど・・・

そこの支払いが難しくなってきました。

任意整理を依頼した後に、別の会社を追加で依頼することはできるんですか?

 

支払いに問題なさそうであれば任意整理後に支払い中であっても、別の会社を追加で任意整理することはできるよ。

 

できるんですね!

それは前回依頼した事務所と別の事務所でもできるんですか?

 

同じ事務所ではなくても大丈夫だよ。

ただ追加で任意整理を行うにはデメリットもあるから、こういうことが無いように任意整理を依頼する際には申告漏れがないようにしないといけないよ。

 


過去に任意整理をしたけど一部の会社を任意整理しなかったという場合に、その任意整理しなかった会社を後々になって追加で任意整理を行うということは可能です。

ただし、任意整理は借金の利息は0%にしてもらい元金だけを分割で支払っていく手続きなので、毎月きちんと返済を行っていけるということが条件になります。
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一度任意整理した会社を再度任意整理できるか

任意整理しなかった会社を追加するのではなく、任意整理した会社の支払いが難しくなってきた場合は2回目の任意整理をすることができる場合があります。

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追加での任意整理のデメリット

ちなみに追加での任意整理を受けられない場合もあるからね。

 

えぇ!そうなんですね・・・

それはどういった場合ですか?

 

任意整理では支払っていけそうにない場合だね。

その場合は、現在任意整理で支払い中の会社も含めて個人再生か自己破産を検討することになるよ。

 

確かに任意整理で支払っていけないなら他の債務整理をするしかなくなりますね。

 

任意整理をした後にやっぱり自己破産や個人再生を行うとなると、以前行った任意整理の費用と追加での債務整理費用で2重にかかってしまうことになるよ。

 

費用が任意整理分と債務整理分で取られてしまうのはもったいないですね。

最初からきちんと申告していれば2重に費用がかかるなんてことはないし、申告漏れがあって後に借金が膨れ上がってしまった場合、最初の時点できちんと申告していれば全社含めて任意整理を行うことができた可能性もある。

だから任意整理の依頼時にはきちんと申告漏れないようにしないといけないんだ。

 


後で任意整理を追加で依頼する場合はデメリットもあります。

任意整理を受けられない可能性

任意整理は利息をカットしてもらい、元金だけを分割で支払って支払っていく手続きのため、毎月一定金額を長期間に渡って支払っていく必要があります。

その金額を支払えない場合は任意整理はできないので、そうなると個人再生か自己破産を検討することになります。

個人再生や自己破産はすべての債権者が対象になり、任意整理のように一部の債権者を除外することはできません。

過去に任意整理を行ったところがまだ支払い中の場合、個人再生か自己破産を行う場合は任意整理して支払い中の会社も個人再生か自己破産を行うことになります。

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債務整理費用

追加依頼分が任意整理ではなく個人再生や自己破産になると、以前行った任意整理の費用とは別に個人再生や自己破産の費用も必要になります。

最初の相談の時点で申告漏れ等なく、最初から個人再生や自己破産を行っていたなら任意整理の費用をかける必要がありませんし、

最初の任意整理後に他の借金が膨れ上がってしまったという場合には、最初の時点で申告していれば自己破産や個人再生ではなく任意整理で解決できていたかもしれません。

任意整理追加依頼まとめ

任意整理の相談時に申告するのを忘れてしまった会社や、少額のため任意整理を行わなった会社がある場合に、そういった会社の支払いが難しくなってきたときは追加で任意整理を行うことはできます。

追加で任意整理をしても問題なく支払いができそうなのであれば全く問題ありませんが、任意整理での支払いが難しい場合は個人再生か自己破産を検討する必要があります。

そうなると最初の任意整理の分と後の自己破産や個人再生の費用を2重に支払うことになってしまいますし、何度も相談に行くのは依頼をする人にとっても手間になると思います。

後から借金が増えてしまったという場合は、最初にキチンと申告していれば自己破産や個人再生ではなく任意整理で解決できた可能性もあるので、債務整理の相談時には申告を忘れたりしないようにして、少額で手続きから除外したところからは借りないようにすべきです。

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名村法律事務所