任意整理で財産が差し押さえられるのか?口座が差し押さえられる原因

任意整理をすると財産が差し押さえられてしまうの?良く聞かれる質問です。

任意整理で財産が差し押さえられることはあるのか?という点と、財産が差し押さえされそうな時に任意整理をすることはできるのか?について解説しています。

任意整理で財産は差し押さえられるのか?

任意整理をして財産が差し押さえられてしまうことはないんですか?

 

任意整理をして財産が差し押さえられてしまう・・・なんてことはほとんど起こらないよ。

 

そうなんですね、それは安心しました!

 

ただし銀行を任意整理をする際は銀行口座が凍結されて預貯金と借金を相殺されてしまうから、その点は注意が必要だよ。

 


任意整理をしても財産が差し押さえられてしまうということはほとんどありません。

まず、給与を差し押さえるには、差し押さえをする側が給与の振込先の口座を知らなければ差し押さえをすることはできません。

また、差し押さえをするには裁判や支払督促を行う必要があるので、振込先の口座を知っていたからと言って、突然差し押さえられてしまうということもありません。

財産の差し押さえは、支払いを滞納している状態で督促等が何度も来ているのに、支払わないでいると訴えられて、最終的に差し押さえが行われることになります。

給料の差し押さえできる金額=税金や保険料等を引いた手取り金額の1/4が差し押さえできる上限です。

3/4は給料の差し押さえがあっても受け取ることができます。

しかし、手取り額の3/4が33万円を超える場合は、受け取れる上限金額は33万円になります。

33万円を超える給料は全て差し押さえられてしまいます。

手取り額の3/4が50万円の場合、3/4の37万5,000円を受け取れるのではなく、33万円までしか受け取れず残りは差し押さえられます。

裁判を起こされてしまった場合

相手方の会社によっては任意整理に応じてもらえずに、裁判を起こされてしまう場合があります。

裁判を起こされてしまった場合も、多くの会社は裁判の中で和解になるのでやはり差し押さえられてしまうようなことはありません。

借金の支払いを滞納をしている場合も裁判を起こされてしまいますが、その場合も上記と同様に裁判上での和解になる可能性が高いです。

しかし裁判を無視していると判決をとられて財産を差し押さえられてしまうことになります。

銀行を任意整理する場合

銀行からの借金を任意整理すると銀行口座が凍結されて、借金と銀行口座にある預貯金とで相殺されてしまいます。

ただしこの場合も、任意整理前に口座からお金を抜いておけば口座が凍結されても借金と相殺されることはありません。

自動車ローン返済中の場合

自動車ローン返済中の会社を任意整理すると、車は引き上げられ売却されてしまいます。

ただし、任意整理の場合はある程度、任意整理をする会社を選択することができます。

そのため任意整理の対象から自動車ローン返済中の会社を外すことで車を引き上げられることなく、その他の会社のみを任意整理することができます。

差し押さえ後の任意整理

財産が差し押さえられた後に任意整理をすることで、差し押さえを止めたりすることはできるんですか?

 

差し押さえをされてしまった後に任意整理をしても差し押さえを止めることはできないんだ。

それに差し押さえ後は任意整理に応じてもらえる可能性はほとんどないから、差し押さえ後に任意整理をするということもできないよ。

 

差し押さえされてしまった後は任意整理することも難しくなるんですね・・・

 

だから差し押さえをされる前に相談をすることが必要なんだ。

支払いが難しくなったらまずは専門家に相談してみるべきだよ。

 


財産が差し押さえられてしまった後は、任意整理をして専門家から差し押さえを辞めてもらうように相手方の会社にお願いしてもそれに応じてもらえることはほとんどありません。

相手方にしてみたら手間と時間をかけて裁判所の手続きをして差し押さえを行い、後はそれを借金の返済に充てていけばいいだけなので、差し押さえに応じるメリットがほとんどないからです。

自己破産の場合

自己破産なら裁判所の開始決定がでた時点で差し押さえ等の強制執行は止められますし、管財事件で給料が差し押さえられている場合は給料の全額を受け取れるようになります。

しかし同時廃止の場合は自己破産の開始決定後~免責が確定するまでは差し押さえられている部分の給料は受け取ることはできません。

任意整理と差し押さえまとめ

差し押さえがされるのは主に、借金の支払いを滞納している場合です。

その場合もすぐに差し押さえられるということはなく、支払いの督促が何度もあり、その後に裁判等を起こされ、それでも放置しているような場合に最終的に財産が差し押さえられてしまうことになります。

滞納⇒督促がくる⇒放置⇒訴えられる⇒放置⇒差し押さえ。という流れです。

まれに任意整理をすると訴えてくる会社もありますが、その場合も裁判の中で和解に至ることが多いので、やはり差し押さえまで行くようなことはほとんどありません。

ただし銀行を任意整理する際は銀行口座が凍結されて預貯金と借金が相殺されますし、自動車ローンを返済している会社を任意整理すると車が引き上げられてしまう可能性があります。

任意整理では財産が差し押さえられることはほぼありませんが、銀行や自動車ローンを任意整理する際は注意が必要になります。