過払い金請求のデメリットすべて【完済済でも失敗やリスクの可能性】

過払い金を請求するとなんとなくブラックリスト等のデメリットがありそうで、なかなか過払い金請求に踏み込めなかったというお話しをよく聞きます。

基本的には過払い金請求にデメリットはありませんが、取引状態によっては過払い金を請求するとデメリットが発生する場合があります。

では、どのような状態で過払い金請求すると、どんなデメリットがあるのか?そのリスクはどうすれば回避できるのか?

 

デメリットがある場合でも、それはあなたにとってはデメリットとは感じられないかもしれませんし、正しい情報があれば、デメリットを回避してデメリットなく請求できる場合もあります。

目次

過払い金請求のデメリット=カード解約

過払い金請求したいけど、デメリットがあるんですよね?

 

過払い金請求のデメリットは、過払い金請求をした会社のカードが解約になることぐらいだね。

当然だけど請求をしない他のカードは解約にはならないよ。

 


過払い金請求のデメリットとしては、請求した業者のカードは解約になるということ。

※解約になるのは過払い金請求をした相手方の業者のカードだけですので、過払い金請求の対象にしていない他社のカードは解約にはなりません。

 

過払い金請求をすると、請求した業者のカードは解約になるので、請求を行う前にカードを解約する必要はありません。

※完済後の請求、借金が残っている状態での請求、どちらの場合でも過払い金請求をする業者のカードは解約になります。

過払い金請求をした業者で発生するデメリット

過払い金請求を請求した業者で、また借りるとか、カードを作るのは難しくなります。

過払い金請求でブラックリストへ載らなかったとしても、実際に請求をされた業者内では過払い金請求をされた情報は残ります。

 

そのことから、過払い金請求をした貸金業者では新規借入やカードの発行ができなくなる可能性があります。

※過払い金請求で解約になった後に再度申し込んだら審査に通ったという人もいますので、絶対に過払い金を取り戻した業者での再借入れや、カードの新規発行ができなくなるという訳ではないようです。

なぜ完済後の過払い金請求はデメリットがないのか

完済すると、信用情報機関のデータ上は残債が0千円となり「完了」等と記載されます。

 

この状態で過払い金請求をしても信用情報は「完了」のまま変更されることはありません

 

よって過払い金請求をされた貸金業者以外の会社が他の会社へ過払い金請求をしたことを知ることもできないので、他社のカードや審査に影響はでないということになります

※ちなみにブラックリストに載った場合は、信用情報機関のデータに「異動」という情報が記載されます。そうなると他の会社でも支払いに問題があったということを知ることができるので審査に影響がでます。

 

過払い金がどのぐらい発生しているか?借金がどのぐらい減るのか?簡単に確認したいなら

過払い金請求のデメリット=ブラックリストの関係

過払い金請求するとブラックリストに載ったりとかはしないんですか?

 

過払い金請求ではブラックリストには載らないよ

ただ、注意が必要なのは完済後ではなく返済中に過払い金を請求する場合だね

引き直し計算をしても借入が残る場合は過払い金請求ではなくて、残った金額を任意整理することになる

任意整理をするとブラックリストに載ることになるんだ

 

過払い金請求じゃなくて、任意整理をするとブラックリストに載ることになるんですね

 


ブラックリストに載ると=あなたの信用情報に傷がつき、クレジットカードや住宅ローン審査に通りにくくなる等、今後の生活に影響がでます

・お金を借りることが難しくなる
・ローンを組む(住宅ローンや自動車ローン等)ことが難しくなる
・クレジットカードの新規発行が難しくなる
・既存のクレジットカードが解約になる

 

上記のような影響がでます。

ブラックリストに載る原因

ブラックリストに載る原因になるのは以下の場合です。

・債務整理
・支払いの滞納
・銀行カードローンの保証実行

 

毎月の返済日にキチンと返済をしているならブラックリストに載ることはありません。

また、債務整理と過払い金請求は別物ですので、基本的には過払い金請求をしてもブラックリストには載りません。

 

しかし、手続きを間違えるとブラックリストに載ってしまうことがあります。

ブラックリストとは?

信用情報機関というところでは、個人の借入状況や過去の返済状況を登録しています。

貸金業者やクレジットカード会社、銀行等は貸し倒れ防止のため、融資やカード発行の際、信用情報機関で申し込みをした人の現在の借入状況や、過去の返済状況を確認します。

この信用情報機関に滞納や債務整理等の事故情報が載ることを一般的にブラックリストに載ると言われています。

過払い金請求が債務整理になるとブラックリストのデメリット発生

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過払い金請求のつもりが債務整理になる理由

過払い金請求じゃなくて任意整理になるのはどんな場合ですか?

 

仮に50万円借りている状態から引き直し計算をすると借金がすべてなくなって、さらに過払い金が30万円発生している場合は、30万円の過払い金請求をすることになるからブラックリストには載らない

しかし50万円借りている状態から引き直し計算をすると借金が10万円まで減ったという場合は過払いではなくて、残った10万円を任意整理する扱いになるからブラックリストに載るんだ

 

引き直し計算の結果次第でブラックリストに載るか載らないかが異なるんですね


前提として、借金を完済した後に過払い金を請求するのであれば、債務整理にはなりませんのでブラックリストに載りません

 

しかし借り入れが残っている状態で過払い金を請求すると、債務整理(任意整理)になる可能性があります。

まず、借り入れが残っている状態で過払い金を請求するには、正しい利息に直して計算(引き直し計算)をして、正しい現在の残高又は過払い金の額をだします。

この引き直し計算をしても、過払いにならず借り入れが残るという場合は、残った金額を任意整理する扱いになりブラックリストに載ります。

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債務整理にならないように過払い金を請求する方法

債務整理になるとブラックリストに載るのはわかりました。

債務整理にならないようにするにはどうすればいいんですか?

 

1番確実なのは、完済してから過払い金請求をすることだね。

それか引き直し計算をして、既に過払い金の状態になっているなら問題ないよ。

 

 

・完済後に請求をする
・借り入れが残っている場合は、先に引き直し計算をして過払い状態なら請求をする

 

上記2つの方法があります。

借金が残っている場合の過払い金の調査方法

借入が残っている場合の注意点として、専門家へ依頼をすると通常は受任通知というものを業者へ送付します。

この受任通知が貸金業者に届いた時点で手続きが開始されてしまいますので、引き直し計算をしても借入が残る状態になる場合は、受任通知が業者側に到着したタイミングでブラックリストに登録されてしまいます。

 

借り入れが残っている場合に上記のようなデメリットを回避するには、先に過払いの状態なのかを確認して、残高がなくなり過払いの状態であれば過払い金請求をするという方法があります。

・借金がなくなり過払い金が発生しているなら請求する
・借金が残る場合=残る金額を先に支払って、過払い金請求時には過払い状態になるようにしてから請求する
※引き直し計算後の残額が8万円という場合、先に10万円返済してから過払い金請求を行えば2万円の過払い状態となり債務整理を回避できることになります。

 

過払い状態なのかを確認するには、通常は取引履歴を取り寄せて引き直し計算をする必要があります。

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過払い金請求のデメリット=ショッピングも利用している場合

過払い金 デメリット

 

ショッピングでカードを利用している会社に過払い金請求をする際は、更に注意が必要だよ。

 

クレジットカードが解約になるんですよね?

 

そう。

だから、公共料金や携帯料金等通信費とかをカード払いにしている人は支払い方法を変更しなければいけなくなるんだ。

 


消費者金融のカードが解約になっても、そこから借りることができなくなるだけの影響ですが、注意すべきなのがクレジットカード会社(信販会社)へ請求する場合です。

過払い金を請求すると、請求した会社のクレジットカードも解約になります

ショッピング取引では過払い金は発生しないのですが、過払い金請求した会社のクレジットカードは解約になってしまいます。

 

キャッシングとショッピングが一体型のカードでも、キャッシングとショッピングのカードが別で複数のカードを持っている場合でも、請求した業者のカードはETCカードも含めてすべて解約になります。

過払い金請求をしても他社のカードには影響がでませんので、過払い金請求の対象ではない他社のクレジットカードはそのまま利用することができます。
しかしブラックリストに載ってしまう場合は、対象にしていない他社のカードにも影響がでる可能性がありますのでご注意ください。

カード解約のデメリットを回避する方法

電気代、水道代、ガス代等の公共料金やインターネットや携帯電話料等の通信費の引き落とし、ETCカード、ショッピング等は他社のカードへ切り替えてから過払い金を請求するべきです。

特に公共料金や通信費、有料サイトの会費等、毎月の引き落としにしているものについては、引き落とし先を変更しないで過払い金請求をしても、支払い方法の変更をしない限り毎月引き落とされることになります。

毎月の引き落としがあると過払い金が確定しないので、貸金業者との話し合いを進めることができず余計に時間がかかってしまいます。

キャッシングを完済していてもブラックリストに載る可能性

ショッピングリボ等でカードを利用していてショッピングの借り入れ残高が残っている場合は、借金が残っている場合と同じようなデメリットが発生する可能性があるから注意が必要だよ

 

ショッピングでは過払い金は発生しないから関係ないんじゃないですか?

 

確かにショッピング取引は過払い金請求の対象にならない

ただ、過払い金請求する会社のカードでショッピングを利用している状態で過払い金請求をすると、ショッピング残高と過払い金とで相殺されることになる

 

となると借金が相殺しきれない場合はどうなるんですか・・・

 

借金が残っている状態での過払い金請求と同じように残った金額を任意整理することになるね

 

ってことはブラックリストに・・・

 

載ることになる

 

これも計算結果によってデメリットが発生するかも・・・ということですね

 


キャッシングを完済していてもショッピングリボ等が残っている場合、借金が残っているのと同じ扱いになりますのでキャッシングの過払い金とショッピング残高で相殺されます。

 

※キャッシング完済して過払い金50万円、ショッピングリボの残高30万円の場合
50万円(過バライ金)-30万円(ショッピングリボ)=20万円の過払い金請求。

 

過払い金>ショッピング残高
・過払い金がショッピング額を上回り過払い状態=債務整理ではないのでブラックリストに載らない。過払い金からショッピング残額を引いた残りの金額を請求する。
過払い金<ショッピング残高
・過払い金よりショッピング残額が多い=債務整理扱いになりブラックリストに載る。ショッピング残額から過払い金を引いた残りの金額を任意整理することとなる。

クレジットカード(ショッピング)を利用中でブラックリストを回避する方法

過バライ金 デメリット

債務整理を回避する方法と考え方は同じです。

・キャッシング、ショッピングともに完済後に過払い金請求をする
・キャッシング又はショッピングの借り入れが残っている場合は引き直し計算をして過払い状態なら請求をする

 

過払い状態なのかを確認するには、先に引き直し計算をする必要があります。

ご自身で取引履歴を取り寄せて計算するか、まずは調査を行ってくれる事務所へ調査を依頼します。

・キャッシング、ショッピング残高ともになくなり過払い状態なら請求する
・借金が残る場合=残る金額を先に支払って、過払い金請求時には過払い状態にしてから請求する

 

例=キャッシング完済、ショッピングリボ残額有の場合。
引き直し計算後のショッピング残額が8万円という場合に、10万円返済してから過払い金請求を行えば2万円の過払い状態となり債務整理を回避できます。
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過払い金がどのぐらい発生しているか?借金がどのぐらい減るのか?簡単に確認したいなら

借金が残っている業者がある場合の過払い金請求デメリット

借金が残っている業者と、過払い金が発生している業者がある場合に、過払い金が発生している業者に対してのみの請求を弁護士や司法書士に依頼しようとしても、受けてもらえない可能性があります。

※借金が残っている業者の支払いを滞納している場合など、過払い金請求だけをしても根本的な借金問題の解決にならないような場合は、過払い金請求と一緒に借金が残っているところを債務整理をして借金問題を解決すべきだからです。

 

ただし、戻ってきた過払い金を借金の返済に充てると借金がすべてなくなる、又は借金が減り問題なく支払っていけそうだと判断される場合は過払い金請求のみを行うことも可能でしょう。

※上記の判断は明確な基準があるわけではないので、弁護士、司法書士の判断になります。

返済中に過払い金請求をするメリット

過払い金請求は完済後にしたほうがいいんですかね?

 

返済途中で過払い金請求をするメリットも沢山あるよ。

例えば過払い金請求後はもう返済をする必要はなくなるし、

家族に借金を秘密にしている人は、毎月返済をしているよりも過払い金請求をして返済を終わらせた方が家族にばれる可能性も低くなるだろうね。

 


このように返済中に過払い金請求をすることのメリットも多数あります。

毎月の返済をする必要がなくなる

弁護士や司法書士に手続きを依頼した後は、貸金業者への毎月の返済を止めても、業者からの催促はきません。

というよりも、過払い金の額を確定させるため、貸金業者への返済を止めなければいけません。

無駄な利息を払う必要がなくなる

過払い金請求を完済後に行う場合、完済するまでは当然利息も支払っていく必要があります。

※完済を待たずに過払い金請求を行う場合は、そこで借入は無くなりますので、当然ですが過払い金を請求した後の利息は支払う必要がありません。

家族に秘密で手続きができる

借金をしている人の多くは、借金をしていることを家族に内緒にしていますが、家族に秘密にしたままで何年も長期に渡って支払っていくというのは難しいです。

過払い金が発生している人は、過払い金請求をして早く借金をなくしてしまったほうが家族にバレるリスクは少なくなります。

 

過払い金請求をする際は基本的に一度だけ弁護士や司法書士との面談が必要ですが、それ以降は全て電話や郵送でのやりとりになります。

電話や郵送については家族に秘密にしていることを考慮して、連絡の時間帯や郵便局留め等の郵送方法を決めることになります。

過払い金請求をしたことが、家族にバレてしまうということはほとんどないでしょう。
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債務整理のメリット

債務整理をするとブラックリストのデメリットがあるのはわかるんですけど、債務整理にはどんなメリットがあるんですか?

 

債務整理は任意整理と個人再生と自己破産があるけど、どれも返済を楽にして生活の立て直しを図る制度だよ。

例えば任意整理なら任意整理後の利息はなくなって元金だけを返済すればよくなるし、個人再生なら借金が減額されて、自己破産なら借金の返済を免除してもらえるんだ。

 


債務整理をするとデメリットとしてブラックリストに載りますがしばらくの間、

・借り入れができなくなる
・カードが作れない、解約になる

 

上記のような影響がでますが、逆に言えばそれだけです。

借り入れをせず、カード払いではなく、現金で生活をする分には生活へのデメリットはありません。

現在支払いに追われて生活に支障がでているのなら、債務整理を検討すべきでしょう。

・過去に高金利で取引があったなら引き直し計算により借金が減る
・基本的には毎月の支払金額も減ることが多い
・将来の利息をなしにできる

 

このようなメリットがあります。

任意整理でも支払いが厳しい場合は、個人再生や自己破産があります。

支払いが厳しいのであれば今後借りることよりも、今の返済を楽にしたいという場合にとてもメリットがある手続きです。

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過払い金請求をしたことへの嫌がらせ

過払い金請求をすると請求した会社から嫌がらせをされそうで怖いです・・・

 

闇金等でなければ、嫌がらせをされることは考えられない。

貸金業者はそんなことをしたら営業停止等の重い処分がされてしまう可能性もあるから、そんなリスクは侵さないだろうね。

実際に過払い金請求をしたら嫌がらせをされたなんて話も聞いたことがないよ。

 


過払い金請求をすると貸金業者から嫌がらせをされるんじゃないの?と心配されて相談を躊躇してしまう人もいます。

しかし、過払い金請求は法律上払い過ぎたものを返してもらうだけの正当な行為ですし、金融庁の指導の下で業務を行っている貸金業者側としても、下手なことをすると営業停止等の処分がされてしまう恐れがあります。

 

貸金業者にとって営業停止のデメリットは図り知れないものがあり、嫌がらせをするメリットはないので、過払い金請求をしても嫌がらせをされることは考えられませんし、聞いたこともありません。

過払い金請求をしないことで発生するデメリット

過払い金は完済から10年で時効になるため、過払い金請求には期限があります。

過払い金の時効

過払い金にも時効があって、借金を完済してから10年経過すると時効で過払い金を返還する必要がなくなるんだ

 

完済から10年ならまだ大丈夫そうです

 

ちなみに取引途中にも完済して、また後から借りたりしている場合は途中完済から10年で途中完済時点で発生している過払い金が時効になってしまうこともあるんだ

 

途中完済しているかも・・・

 

最後の完済時期は覚えていても途中完済をしているかどうか、その途中完済の時期まで覚えている人は少ないね

そのためせっかくの過払い金が時効で回収できなくなってしまう人は結構いるから、過払い金請求は早めにしたほうがいいんだ

 


完済から10年経ってしまうと、せっかくデメリットなく返金してもらえる過払い金が時効で取り戻すことができなくなるという大きなデメリットが発生してしまいます。

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過払い金 時効

貸金業者の倒産

過払い金請求が大量に行われるようになって、多数の貸金業者が倒産しています。

倒産した以上その貸金業者からは、ほぼ過払い金は返ってきません。

また借りてしまう可能性

完済してもカードをそのまま持ち続けていると、簡単に利用できることから再度借り入れをしてしまうというデメリットが発生する可能性があります。

過払い金請求を行うとカードは解約になりますので、再度カードを作るにしても、申し込みや審査という手間がかかり簡単に借り入れができなくなるという意味ではカード解約はメリットとも言えます。

過払い金請求は早くしたほうがデメリットは少ない

過払い金請求はどんなタイミングでするのがいいんですか?

 

完済しているなら早いほうがいいね。

完済から10年で時効になるっていうのもあるけど、以前は比較的支払いが良かった貸金業者でも年々過払い金の返還状況は悪くなっているんだ。

 


完済から10年の時効を迎えるか、貸金業者が倒産するまでは過払い金請求をすることができますが、過払い金請求に対する貸金業者の対応は年々厳しくなってきています。

貸金業者にもよりますが、数年前までは裁判などしなくても過払い金をキッチリ返してくれていた業者が、ここ数年は裁判をしないとまともに返還に応じなくなっている状況です。

※小規模な貸金業者に限らず、大手の消費者金融やカード会社でも同じような傾向がでてきています。

 

また、裁判をしたとしても、裁判上の業者側の主張も増えてきており、簡単には過払い金を取り戻せなくなってきている現状です。

時効にはならないとしても、倒産の可能性もありますし、今後も貸金業者の過払い金請求への対応は厳しくなっていくでしょうから、なるべくなら早めに請求を行った方がいいでしょう。

過払い金請求の銀行取引へのデメリット

過バライ金請求 デメリット

過払い金請求をすると銀行取引に影響がでるって聞いたことがあるんですけど・・・

 

ちょっと難しい話しになるけど、銀行の借入には保証会社というものが付くことがあるんだ。

その保証会社と過払い金請求をする会社が同じ会社だと影響が発生することがあるよ。

 


消費者金融や信販会社が銀行のカードローン等の保証をしている場合があります。

アコムなら三菱東京UFJ銀行、プロミスなら三井住友銀行、オリコならみずほ銀行の保証をしています。

保証を実行されるとブラックリストに載る

銀行の借り入れがあり、過払い金請求する業者と銀行の保証会社が同じ場合に過払い金請求をするとデメリットとして保証が実行される可能性があります。

※銀行の借入があっても、過払い金請求をする業者と銀行の保証会社が別の会社の場合は問題はありません。

 

保証が実行されると銀行の借り入れを保証会社が変わりに銀行へ支払い、今後銀行の借り入れ分の返済は保証会社に対してすることになります。

この保証を実行された時点でブラックリストのデメリットが発生します。

ではどのような場合に保証は実行されるのか?

・過払い金請求する業者の借り入れが残っている状態で請求すると保証を実行される可能性がある
・完済してからの請求であっても銀行の支払いが滞っていたりすると保証を実行される可能性がある

保証の実行を回避する方法

保証を実行されないで過払い金を請求するには、

・銀行の借り入れを完済後に請求
・銀行の支払いが滞りなければ、過払い金を請求する業者を完済してから請求する
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保証人がついている場合の過払い金請求のデメリット

保証人をつけて借りた借金でも過払い金は発生するんですか

 

保証人がついている借金であっても、法律以上の利息での取引であれば過払い金は発生するよ。

 

過払い金請求をすると保証人に迷惑がかかったりしませんか?

 

完済しているなら既に保証も関係ないから、保証人に迷惑がかかることはないよ。

借金が残っている場合は保証人に請求がいってしまう可能性はあるから迷惑がかかる可能性はあるね。

 


保証人をつけていた借金でも、法律以上の利息で支払っていたのであれば、過払い金は発生しますが保証人にデメリットが発生する可能性があります。

保証人へデメリットが発生するかは、借金を完済している場合と、借金が残っている場合とで異なります。

完済後に過払い金請求をする場合

保証人がついていた借金を完済した後に過払い金請求を行う場合、既に借金がない以上は保証人へ連絡が行くことはあり得ませんので、保証人にデメリットなく過払い金請求をすることができます。

借金が残っている場合

利息を見直して引き直し計算を行っても借金が残るという場合は、過払い金請求ではなく任意整理になるので、基本的には保証人へ請求がいきます。

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借金が残っている場合で、利息を見直して引き直し計算を行うと過払いになるという場合も、なお貸金業者は引き直し計算前の金額を保証人へ請求することができますので、保証人にデメリットが発生する可能性があります。

やはり完済後に過払い金請求をするのが、保証人に迷惑をかけない方法ということになります。

過払い金の回収方法ごとのデメリット

過払い金を返還してもらうには、

・貸金業者へ請求書を送付して、任意の話し合いで返還してもらう方法
・裁判所へ訴えを提起して、和解か判決によって回収する方法

 

上記の方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

過払い金回収方法=裁判をしないメリットとデメリット

裁判をしないで任意の話し合いで過払い金を返還してもらう場合のメリットとしては、裁判をした場合と比べて返還までの期間が早いということです。

裁判をしない場合のデメリットとしては裁判をした場合と比べて交渉に限りがあり、返還金額が少なくなるということです。

・メリット=過払い金の回収が早い
・デメリット=回収金額が少ない

過払い金回収方法=裁判をするメリットとデメリット

裁判をして過払い金を回収する場合のメリットとしては、過払い金の利息まで全て回収することができるので、回収金額が多くなるということです。

裁判をする場合のデメリットとしては、回収までの期間が長くなってしまうことです。

・メリット=回収金額が多い
・デメリット=過払い金の回収が遅い
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過払い金回収方法のまとめ

裁判をした場合と、しない場合のメリットとデメリットは以上ですが、取引の内容や相手方の業者によっては裁判をしなくても過払い金全額を返還してくれることもありますし、裁判をしたほうが回収が早いという場合もあります。

弁護士や司法書士へ過払い金請求を依頼するデメリット

弁護士や司法書士の専門家へ依頼して過払い金請求を行うデメリットとしては、費用がかかるということです。

逆に自分で過払い金請求を行う場合は費用がかからないということがメリットになります。

・基本成功報酬=0~5万円
・成功報酬=20%以下、裁判の場合25%以下
・減額報酬=0~10% ※借金が残っている状態での過払い金請求の場合のみ

 

専門家へ依頼する場合は、一般的に上記のような費用が必要になります。

※ほとんどの弁護士や司法書士の事務所では、費用は回収した過払い金から清算することにしています。
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自分で過払い金請求をするデメリット

過払い金請求を行うには、弁護士や司法書士の専門家に依頼せず、個人で請求を行うこともできます。

しかし、専門家に依頼せずに過払い金請求をする場合にもデメリットがあります。

手間がかかる

専門家を通さず自分で過払い金請求を行うデメリットしては、非常に手間がかかるということです。

・取引履歴の取り寄せ
・引き直し計算
・請求又は訴訟提起
・和解交渉又は裁判所出廷
・和解又は判決

 

過払い金請求には上記の手続きが必要になりますが、専門家へ依頼した場合には、上記の手続きすべてを専門家が行います。

貸金業者との交渉が難しくなる

個人の人が貸金業者と交渉を行った場合、専門家が交渉を行った場合と比べ、貸金業者との交渉は難しくなります。

というのも、貸金業者は専門家でない個人からの交渉の場合、不当に低額な金額でしか和解に応じないことが多いからです。

専門家へ依頼せずに過払い金を回収したいなら、基本的には裁判をしなければ回収は難しいでしょう。

過払い金請求をしていることが家族にばれてしまう

弁護士や司法書士に依頼をした場合は、貸金業者との連絡や書類のやりとりはすべて専門家が行い、本人への連絡は禁止されますので、貸金業者から本人に電話がかかってきたり郵送物が届くことはありません。

しかし、ご自身で過払い金請求を行う場合は、貸金業者からの連絡も本人の電話にかかってきますし、郵送物も本人の自宅に届くことになります。

専門家へ依頼した場合と比べて、自分で過払い金請求を行うと家族にばれてしまう可能性は高くなります。

専門家へ依頼せずに過払い金請求を行うデメリットのまとめ

弁護士や司法書士へ過払い金請求を依頼すると、費用がかかるというデメリットがあります。

しかし、専門家へ依頼せずに個人で過払い金請求を行うと手間もかかりますし、家族にばれてしまう可能性もあります。

さらに不当に減額された金額しか回収できない結果になってしまうことが多いです。

それならば費用がかかるとしても、最初から専門家へ依頼したほうが、結局手元に戻る金額は増えることになるでしょうし、手間もかかりません。

評判の悪い事務所へ過払い金請求を依頼するデメリット

ほとんどの弁護士、司法書士の事務所では誠実に業務を行っていますが、中には評判の悪い事務所もあります。

・過払い金の回収が遅い
・回収金額が少ない
・費用が高い

 

このようなデメリットが発生する可能性があります。

評判の良くない事務所

テレビやラジオで大々的にCMをしているような一部の大手事務所で上記のような悪い評判を聞くことがあります。

大々的にCMをしていることで大量に依頼を受け、その依頼をこなしきれずに過払い金の回収に遅れがでてしまう。
回収に遅れがでているのを取り戻そうと交渉に時間をかけないので、回収金額が少なくなる。
多額の広告費をかけていることで費用が高くなるということです。

 

すべての大手事務所が評判が悪いわけではなく、大手の事務所でも回収が早く、回収金額も少なくいない事務所もあります。

良くない事務所へ依頼してしまったら

一度依頼してしまっても訴訟進行前や和解前の早めの段階であれば、その事務所の手続きをキャンセルして、他の事務所に依頼をし直すことも可能です。

しかし、中にはそこまでの費用をとられてしまうこともありますので、この点は事前に確認すべきでしょう。

また、別の事務所へ依頼し直せたとてもやはり手続きは最初からやり直しになります。

 

それでも手続きが遅い事務所に比べれば、別の事務所へ依頼してしまった方が結局早く解決できる結果になることもあります。

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過払い金請求費用が高い事務所へ依頼するデメリット

過払い金請求を専門家に依頼する場合の費用は、どこの事務所でも同じ料金ではありません。

一定の制限はありますが、後は事務所後ごと事由に費用を設定することができます。

過払い金請求の費用には、着手金や基本成功報酬等の金額に関わらず一律でとられる費用、成功報酬のように回収額に応じてとられる費用、通信費等のその他の雑費があります。

費用によってどのぐらい返金額に違いがでるか

過払い金を100万円回収した場合の返金額の違いを見ていきます。

基本報酬5万円、成功報酬=回収額の25%の事務所の場合。
100万円ー5万円ー25万円=70万円が手元に戻ってくる。

 

基本報酬や着手金なし、成功報酬のみで回収額の20%の事務所の場合。
100万円ー20万円=80万円が手元に戻ってくる。

 

同じ100万円を回収した場合、10万円も金額に差がでてしまいます。

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債務整理 費用

過払い金請求のデメリットまとめ

引き直し計算をしても、借金が残ってしまう=過払い金請求ではなく債務整理になります

※過払い金請求ではなく債務整理を行うとブラックリストに載ってしまいます。

 

回避するためには、事前に過払い金が発生しているのか?借金が残るのか?を調査する必要があります。

まずは下記のサイトで過払い金がどのぐらい発生しているのか?を診断してもらうことをおすすめします。

 

過払い金がどのぐらい発生しているか?借金がどのぐらい減るのか?簡単に確認したいなら

 

一番安全なのは完済後に過払い金請求をすることですが、その場合でも、請求をした業者のカードは解約になりますので、ショッピング等で同じ会社のクレジットカードを利用している場合は注意が必要になります。