クレディア(フロックス)での過払い金発生の条件と、回収方法についてご紹介します。
また、クレディアは過払い金が発生した時期によって回収方法が異なります。
クレディアで過払い金が発生する条件
クレディアで過払い金が発生するのはどんな条件ですか?
クレディアに限ったことではないけど、過払い金は法律の制限を超えた利息で取引をしていた場合にだけ発生するんだ。
利息次第なんですね!
クレディアは2007年頃までは法律の制限を超える利息で貸し付けをしていたから、2007年よりも前から借りていたなら過払い金は発生するよ。
過払い金は法律の制限よりも高い利息で取引をしていた場合にだけ発生します。
・10万円以上100万円未満の借入→利息18%が上限
・100万円以上の借入→利息15%が上限
ほとんどの会社が2007年ぐらいには法律内の利息に見直しをしているので、2007年以降に借り始めた場合には過払い金が発生している可能性は低くなります。
クレディアの過払い金請求への対応
クレディアの過払い金請求への対応はどうなんですか?
クレディアは2007年に民事再生を行っていることもあって、過払い金請求への対応は良くないよ。
あと過払い金が発生したのが民事再生の前か後かによって、回収方法も変わってくるんだ。
過払い金が発生した時期ですか?
詳しくは下記で説明するけど、民事再生前に発生した過払い金は一律の割合で返還がされて、民事再生後に発生した過払い金はクレディアとの交渉になるよ。
クレディアは2007年(平成19年)に民事再生を申し立てて、2008年(平成20年)に認可されました。
なので2007年(平成19年)9月20日以前に発生した過払い金(再生債権)と2007年(平成19年)9月21日以降に発生した過払い金(共益債権)とで取り扱いがことなります。
2007年(平成19年)9月20日以前に発生した過払い金=再生債権
再生計画の中で返還割合が定められているので、一律の割内で返還されます。
・30万円以下の過払い金については全額返還される
過払い金が30万円を超えてくると減額されることになります。
2007年(平成19年)9月21日以降に発生した過払い金=共益債権
共益債権については一定の割合は定められていなく、通常の過払い金請求になります。
・1~3ヶ月での返還
クレディアの過払い金請求への対応は良くありません。
裁判をしないとこれ以上の交渉は望めない会社です。
スタッフィ、プリーバで発生した過払い金
共益債権と同様の対応になりますので、裁判をしないと 大幅な減額を求められます。
クレディアの裁判対応
クレディアに対して過払い金請求訴訟をした場合の対応はどうなんですか?
裁判の場合もすんなり和解になることはないね。
判決がでても、控訴してくることもあるからとにかく回収までに時間がかかるよ。
時間がかかるんですね・・・
時間がかかってもいいという人は裁判をして回収をしたほうがいいかもね。
クレディアは裁判対応についても非常に厳しく、徹底的に争ってきます。
判決を得ても控訴してくることもあり、回収には時間がかかります。
クレディアの過払い金請求のデメリット
クレディアへ過払い金請求するにあたって、デメリットってありますか?
過払い金請求をすればその会社は解約になるから、クレディアは解約の扱いになるよ。
クレディアからは借りられなくなるってことですね。
そう。
過払いになっているのであればブラックリストに載ることもないから、他社のカード等には影響はでないよ。
カード解約
過払い金請求をするとその会社のカードは解約になるので、クレディアへ過払い金請求をするとクレディアは解約になります。
引き直し計算をしても過払いにならない場合は、過払い金請求ではなく任意整理になるので、その場合は信用情報に事故情報として載る、いわゆるブラックリストに載ることになります。
クレディアへの過払い金請求の流れ
クレディアへの過払い金の請求はどういった風に進められていくんですか?
クレディアへの過払い金請求に限らないんだけど、まずは取引履歴という書類を取り寄せることからだね。
クレディアから取引履歴が届いたら法律内の利息に見直して過払い金の計算をする、引き直し計算をして過払い金の金額を確定するんだ。
まずはクレディアから取引履歴を取り寄せてから引き直し計算をすると。
計算結果がでたらクレディアと過払い金返還について交渉をすすめていくんだ。
クレディアへ過払い金を請求するには以下のような流れで行われます。
・取引履歴の取り寄せ
・引き直し計算
・過払い金の請求or裁判
・和解or判決
・返金
クレディアからの取引履歴の取り寄せ
過払い金を請求するには、まずは取引履歴という書類をクレディアから取り寄せます。
取引履歴があれば借り入れ当初からの利息がわかるので過払い金が発生しているかがすぐにわかりますし、完済から何年経っているのかもわかるので、過払い金が時効になっていないか確認もできます。
また取引履歴があれば正確な過払い金の計算もすることができます。
クレディアへの過払い金請求まとめ
クレディアは民事再生を行っているので、過払い金が発生する時期によって過払い金の回収方法が異なります。
また、クレディアの過払い金請求への対応は非常に悪いです。
裁判をしないと、かなりの減額を求めてきますし、裁判をしてもかなり時間がかかる業者です。