債務整理でブラックリストに載る条件【影響はいつから?いつ消える】

債務整理 ブラックリストブラックリストに載ると借金やローンを組めなくなる?

確かに審査にとおるのは難しくなります。しかしどのような場合にブラックリストに載るのか?載る期間はどのぐらいなのか?

今回は、

・ブラックリストに載る条件
・載るとどのような影響がでるのか
・影響がでる期間

 

について説明します。

ブラックリストに載る条件

ブラックリストに載るっていうのはどういうことなんですか?

個人が過去に借り入れの返済等をどのように行ってきたかが信用情報機関というところで管理されていて、貸金業者等は融資の際等に信用情報を参照して審査を行っているんだ。

その信用情報機関に事故情報が載ることを一般的にブラックリストに載ると言われているよ。

そうなんですね。

信用情報に事故情報が載ってブラックリストに載るのはどういった場合なんですか?

借金とかローンの返済を滞納した場合か、債務整理をするとブラックリストに載るよ。

ちなみに過払い金請求ではブラックリストには載らないからね。

 

返済日にちゃんと返済していれば、当然ですがブラックリストには載りません。

ブラックリストに載るのは以下のような事情があった場合です。

債務整理

任意整理、個人再生、自己破産、特定調停等の債務整理を行うと信用情報に事故情報が登録されてブラックリストに載ります。

※ちなみに完済後の過払い金請求ではブラックリストには載りません。

借り入れが残っている状態で過払い金請求をする場合は、引き直し計算を行った結果次第で、

・借り入れがなくなり過払い状態=ブラックリストに載らない
(例=50万円の借り入れがなくなり更に過払い金が戻ってきた)
・借り入れが残る=任意整理扱いになるのでブラックリストに載る
(例=50万円の借り入れが20万円まで減った)

 

借り入れが残る=任意整理

借り入れがなくなる=過払い金請求

となるので借り入れが残るか残らないかでブラックリストに載るか載らないかの結果が異なります

支払いの滞納

毎月の支払日に返済ができなかった場合です。

滞納でブラックリストに載る条件
・支払日から61日以上延滞
又は
・3か月以上の延滞

 

うっかり数日遅れた程度であればそれだけでブラックリストに載ることはありませんが、上記のように長期に渡って滞納すると載る可能性があります。

自動車ローンやショッピングの分割払いの滞納でもブラックリストに載るというのはご存知の人も多いと思います。

見落としがちなのが携帯電話機本体の代金を分割払いにしている場合、毎月の通話料と一緒に請求されますがそれを滞納してもブラックリストに載ることになります

代位弁済

代位弁済は銀行からの借り入れがある場合のみのお話しです。

銀行のカードローン等には保証会社というものが付きますが、この保証会社は主に消費者金融やクレジット会社が行っています。

 

銀行への返済に延滞や、債務整理等の問題が生じたら保証会社が銀行へ支払いを行い(代位弁済)、その後の返済は保証会社へ行っていくことになります。

代位弁済が行われた時点でブラックリストに載ります

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ブラックリストに載ることで発生する影響

ブラックリストに載るとローンを組んだり、クレジットカードが作れなくなるんですよね?

そうだね、お金を借りるとかローンを組んだりカードを作る際はきちんと返済できるのかを審査されるんだけど、ブラックリストに載っている状態だとやはり審査には通りづらくなるね。

やっぱりそうなんですね・・・

ちなみに保証人になるのにも審査はされるからブラックリストに載っていると保証人になるのも難しくなるよ。

 

ブラックリストに載ることで発生する影響とは⇒審査にとおるのが難しくなることです。

借り入れ等をする際には貸金業者は必ず何社からいくら借りているか、その返済状況等を信用情報で確認されます。

信用情報に債務整理等の情報が載ることを一般的にブラックリストに載ると言われています。

信用情報を閲覧した際にブラックリストに載っていれば、過去に問題があった方に融資をするのはリスクが高いと評価されて審査にとおるのは難しくなります。

 

ブラックリストに載る影響がでるのは下記のような場合です。

お金を借りることへの影響

お金を借りる際には貸金業者等は貸し倒れがないか審査を行います。

・消費者金融
・銀行や信用金庫
・信販会社(クレジット会社)

 

上記からの借り入れが一般的ですが、ブラックリストに載っている状態では審査に通るのは難しくなります。

追加融資も同様に難しくなります。借り入れ枠にまだ余裕があったとしても枠を閉じられて追加の借り入れができなくなる可能性もあります。

ローンを組むことへの影響

・マイカーローン
・住宅ローン
・携帯電話機(端末)の分割払い
・教育ローン、エステローン等

 

ローンを組むにも審査が必要になります。高額になる自動車や住宅ローンは特に審査は厳しいでしょう。

クレジットカードへの影響

クレジットカードの作成にも審査はありますし、カードの更新時にも信用情報をチェックされます。ETCについても同様です。

また、更新時でなくても定期的に調査はされているようですので、今までは使用できていたカードが突然使用できなくなる可能性もあります。

保証人

保証人をたてる場合は保証人についても審査の対象になりますので、ブラックリストに載っている人が保証人になることは難しいでしょう。

賃貸物件の家賃保証、収納代行

最近の賃貸では保証人をつけることはあまりなく、多くの場合保証会社をつけることになります。

信販系の保証会社による審査では信用情報を見られる可能性があるので、影響がでている状態で審査にとおるのは難しくなります。

 

また、信販会社が家賃の収納代行をする場合、提携クレジットカード払いでの家賃の支払いが必要になるのでこの場合も信用情報を調査されます。

影響まとめ

上記の審査はすべて収入や年齢等を総合的に考慮されますので、ブラックリストに載っていなかったとしても審査に落ちることはあります。

自分がブラックリストに載っているかどうかは、信用情報機関で自分の信用情報を閲覧することができます。

また、金融機関等は審査の際に信用情報を閲覧しますが、閲覧をした記録は半年間残りますので審査にとおらなかったからと言って、次々に申し込むと何社もの閲覧記録が残ることになります。
何社も申し込みをしているのに何社もの審査に落ちている、ということがわかりますのでそれだけで審査には不利益に働きます。俗にいう申し込みブラックという状態です。

間違ったブラックリストの影響

自分がブラックリストに載ると、家族も影響を受けるんですか?

そこを心配する人は多いけど、ブラックリストに載っても家族までブラックリストに載るということはないよ。

だから家族がクレジットカードを作るとか自動車ローンを組むのに影響はないね。

それなら安心です!

何か影響があるとしたらブラックリストに載っている人が保証人になるのは難しいから、家族の保証人にはなれないというぐらいだね。

配偶者等、家族への影響

ブラックリストに載るのは本人に限りますので家族までブラックリストに載ることはありません。

また、審査は実際に融資やローンを申し込んだ人に限り審査されるので、例え同居している場合でも家族の審査はされませんのでご家族の審査には影響しません。

 

ブラックリストに載っている人が家族の保証人になることは難しくなるぐらいの影響です。

他の借金への影響

実際に滞納している貸金業者からは一括での返済や、ショッピングローンを滞納した場合には商品の返還を求められる可能性はあります。

しかし他の業者はキチンと返済しているのであれば返済をしている業者から一括返済を求められたりすることはありません。追加融資を受けられなくなることはあります。

仕事への影響

まずブラックリストに載っているからといって仕事を解雇されることはありません。信用情報機関はあくまでも融資等の審査のために利用されています。

ブラックリストに載ってしまったら

ブラックリストに載った場合の生活への影響としては借金ができないとかローンを組めない、カードを作れないということですよね?

そうだね。

だから借金をしないで収入の範囲内で生活をするとか、カードを使わずに生活する人にはあんまり不便はないだろうね。

借金ができないことよりもカードが使えなくなるのは痛いですね・・・

仕事上やインターネットでの買い物等でカードが必要な場合も、家族カードを作ったりデビットカードを利用することもできるよ。

特にデビットカードは即時に口座から引き落とされるから使い過ぎる心配がなくておすすめだよ。

 

ブラックリストに載った場合も現金で生活していく分には問題は感じないでしょう。カード等も他の方法で代用ができる場合がありますので参考にしていただきたい。

借り入れはしない

ローン含め借金の審査にとおるのは難しくなりますが、お金を借りたりせず収入の範囲内で生活をしていくのであれば影響は感じられないでしょう。

クレジットカード

クレジットカードには家族カードというものがあります。

例えば夫のクレジットカードの家族カードを申し込む際、妻がブラックリストに載っているとしてもあくまで本会員である夫の審査だけなので影響はありません。

 

逆に本会員である夫がブラックリストに載ると妻の家族カード含め解約になる可能性があります。

クレジットカードの代用ができるものとしてはデビットカードというものがあります。デビットカードも日々の買い物やネットショッピングで利用できます。
クレジットカードは翌月に請求が来ますし分割払いもできますが、デビットカードは即時に銀行から引き落とされ、分割払いもできません。
デビットカードは即時引き落としのため銀行に残高がないと使用できないので、クレジットカードのように使いすぎる心配がないというメリットがあります。

ETCカードが解約になった場合

ETCパーソナルカードではETCカード同様ETCレーンを利用することができます。

パーソナルカードは入会時に保証金が必要だったり年会費がかかったりと不便なところもありますが、仕事等でETCがないと困るという方にはおすすめです。

賃貸物件の家賃保証

信販系以外の保証会社がつく物件を探す。又は物件によっては保証人をつければ保証会社不要な場合もあります。

 ブラックリストの影響が残る期間

ブラックリストにはどのぐらいの期間載ることになるんですか?

滞納か債務整理か載る条件によって違うし、信用情報機関によっても違うんだけど。

滞納と任意整理は5年、個人再生と自己破産は10年は載ることになるよ。

 

信用情報機関にはJICCやCIC、全国銀行協会等があり、それぞれ登録期間が異なります。

信用情報機関
・JICC=消費者金融系が登録している
・CIC=信販会社系(クレジットカード会社)が登録している
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)=銀行が登録している

 

仮に消費者金融で事故情報が残っている人がクレジットカードを作成する際、信販会社は消費者金融が登録しているJICCの情報を閲覧できないので審査に通るのでは・・・と考えがちですが信用情報機関は情報共有をしているので他の信用情報機関の情報も調べられます。

信用情報機関ごと事故情報の登録期間は異なりますが、情報は共有されている可能性があるのでブラックリストに載った理由ごと、登録の期間が最も長いものを参考にします。

返済の延滞

延滞でブラックリストに載った場合に影響が残る期間としてはJICCなら延滞解消から1年、CICでは完済してから5年間です。延滞を解消したからすぐ消してくれと言っても消されません。

例=マイカーローンの支払を滞納してブラックリストの影響がでた場合、3年かけて完済したらそこから更に5年間は影響が残りますので、合計8年間影響がでることになります。

代位弁済

銀行のカードローン等の支払を滞納して、保証会社が代位弁済した場合に影響が残る期間は完済から5年間です。

債務整理

債務整理の場合はその手続きごとに異なります。

債務整理
・任意整理=登録から5年間又は完済から5年
・個人再生=登録から10年間
・自己破産=登録から10年間

 

任意整理を開始するとJICCに登録されますがJICCでは登録(受任通知送付~任意整理の交渉完了までの間)から5年間残ります。

また、CICでは任意整理をしてもブラックリストに載りません。

しかし任意整理をする前に延滞でCICに登録されている場合には完済から5年間登録されます。

KSCの場合、任意整理ではブラックリストに載りませんが銀行借り入れを任意整理する場合は保証会社が保証を実行して代位弁済を行い、代位弁済はブラックリストに載りことになり、代位弁済から5年間影響が残ります。

任意整理でブラックリストに載る期間
JICC=登録から5年間。(5年以上の分割払いの場合では完済前にブラックリストの影響がなくなっていることもある)
CIC=任意整理ではブラックリストへの登録はされないが、任意整理前に滞納をしてブラックリストに載っている場合は完済から5年間影響が残る
KSC=任意整理ではブラックリストへの登録はされないが、銀行保証会社による代位弁済で代位弁済から5年間影響が残る

債務整理とブラックリストのまとめ

ブラックリストに載っても審査にとおりづらくなるという影響がでますが、現金で生活する等審査とは関係のない生活を送る分には問題ありません。

何社からも借り入れをして返済に追われている状況だとブラックリストに載っていないとしても新たにローンを組んだり、審査にとおるのは難しくなります。

そうであれば債務整理をして早めに完済をしてしまえば5年~10年で影響はなくなりますので、早めに債務整理をするという選択もおすすめします。

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