アプラスインベストメントの過払い金請求(新生カード)

  • アプラスインベストメントで過払い金が発生する条件は?
  • 過払い金が返金されるまでの期間
  • 過払い金請求のデメリットを知りたい

新生カード(旧GEカード、GCカード)は2015年にアプラスに合併され、その後会社分割によってアプラスインベストメントに承継されています。

全日信販やエヌシーカード仙台、ヨドバシカメラのソニーカード、アプラスパーソナルローンもアプラスインベストメントへ承継されています。

わかりづらいですが、上記のカードで取引をしていた人は、アプラスインベストメントへ過払い金請求をして返還してもらうことができます。

楽天KCカードや国内信販、ワイジェイカードで取引があった場合、一部の人はアプラスインベストメントへ承継されています。

アプラスインベストメントで過払い金が発生する条件と返還されるまでの期間、デメリット等の注意点を解説していきます。

目次

アプラスインベストメントで過払い金が発生する条件

アプラスインベストメントで過払い金が発生する条件を教えてください

過払い金は法律の制限よりも高い利息でキャッシングの取引をしていた場合に発生します。

アプラスインベストメントは2007年に過払い金が発生しない金利に見直しているため、2007年までにキャッシングを開始した人には過払い金が発生する可能性があります。

2008年以降のキャッシングや、ショッピングの取引では過払い金は発生しません。

過払い金は法律よりも高い利息で借りていた場合にだけ発生します。

利息制限法の金利の上限
10万円未満の借入20%まで
10万円以上~100万円未満の借入18%まで
100万円以上の借入15%まで

旧GCカードやGEカードでは2007年頃までは法律の制限を超える利息で貸し付けを行っていました。

そのため、2007年以前から下記のカードで取引があった人は過払い金が発生している可能性が高いです。

アプラスインベストメントは色々な会社を分割や合併により承継しています。

下記の会社で取引があって過払い金が発生している人は、現在アプラスインベストメントへ過払い金を請求して返還を受けることができます。

  • 新生カード(GCカード・GEカード)
  • 全日信販
  • エヌシーカード仙台
  • アプラスパーソナルローン
  • ソニーカード
  • 楽天KCカードや国内信販、ワイジェイカード(アプラスインベストメントではなく新生フィナンシャルに承継されている場合がある)

※ソニーカードは2003年頃に過払い金が発生しない利息に見直しをしています。

ショッピングでは過払い金は発生しないので、過払い金が発生するのは2007年以前からキャッシングをしていた人に限られます

過払い金請求の流れ

アプラスインベストメントの過払い金請求の手続きはどのような流れで行われますか?

まずはアプラスインベストメントから取引履歴という資料を取り寄せて、過払い金の計算をします。

計算後、その金額をアプラスインベストメントへ請求して和解や裁判をして過払い金を回収します。

依頼から回収までの期間は2~4か月ほどになります。

STEP
面談

過払い金請求を依頼するには、弁護士や司法書士と面談をする必要があります。

STEP
取引履歴の取り寄せ

アプラスインベストメントから取引履歴を取り寄せます。

取引履歴を請求すると1ヵ月ほどで送付されてくるので、過払い金の計算をして算出した金額について過払い金請求を行います。

STEP
過払い金の請求or裁判

計算した過払い金を話し合いか、裁判で請求をします。

STEP
和解or判決

話し合いで和解をするか、裁判で判決がだされて過払い金の返金額が確定します。

STEP
返金

和解した返還日か、判決で定められた日に過払い金が返金されます。

アプラスインベストメントの過払い金請求への対応

アプラスインベストメントの過払い金請求への対応を教えてください

アプラスインベストメントは裁判をしない場合、過払い金の70%~80%ほどの返金になることが多いです。

それ以上の金額を回収するとなると裁判が必要になります。

アプラスインベストメントへ過払い金請求をすると、2週間ほどで以下のような和解の提案がきます。

アプラスインベストメントとの和解内容
  • 過払い金元金の70%~90%
  • 1~3か月後の返金

返還割合

裁判をしないケースでは、アプラスインベストメントは過払い金元金の7割~8割程度の回収になります。

過払い金には年5%の割合で利息が発生しますが、裁判をしないと利息の返還に応じることはありません。

回収期間

和解から1~3か月後の返還になります。

取引履歴の取り寄せに1ヵ月ほど、請求から和解まで2週間ほどかかるので、裁判をしないケースで依頼から回収までは2~4か月ほどかかります。

アプラスインベストメントの裁判対応

アプラスインベストメントへ裁判をするとどうなりますか?

裁判をしても、判決まで行かずに利息の一部を含めた金額を支払う旨で和解が成立する可能性が高いです。

ただし、利息の全額を回収したいとか、取引の分断等の争点があるとアプラスインベストメント側も争ってくるので時間がかかります。

取引の分断

取引途中に一旦完済して後でまた借りていると、途中完済までの過払い金と、再度借りた後の過払い金を別々に計算するべきという主張です。

別々に計算すると過払い金は少なくなりますし、途中完済から10年以上経っていると途中完済時点で発生している過払い金は時効になります。

2000年借入開始~2008年に完済(第一取引)、2012年に再度借入~2020年完済(第二取引)

分断が認められると、第一取引の過払い金は完済から10年以上経っているため時効になります。

第二取引は法律内の利息で過払い金は発生しないため、過払い金を回収することができなくなります。

アプラスインベストメントへ過払い金請求する際の注意点

アプラスインベストメントへ過払い金請求をするとデメリット等はありますか?

まずアプラスインベストメントのカードは解約になります。

また、アプラスインベストメントでショッピングのリボ払いを返済中に過払い金請求をすると、過払い金とショッピングの残金で相殺され過払い金のほうが少なく相殺しきれない時は、ブラックリストに登録されます。

アプラスインベストメントへ過払い金請求する際に、デメリットが発生する可能性がある注意点を挙げていきます。

アプラスインベストメントのカード解約

アプラスインベストメントへ過払い金請求すると、アプラスインベストメントのカードは解約になります。

過払い金請求ではブラックリストへの登録はされないので、アプラスインベストメント以外のカードには影響がでることはありません。

ショッピング返済中の場合

アプラスインベストメントで過払い金が発生していてもカードでショッピングを返済中だと、過払い金とショッピング残高とで相殺されます。

ここで問題になるのが、過払い金よりもショッピング残高のほうが多くて相殺しきれないケースです。

過払い金よりショッピングの残金の方が多いと、相殺できなかった残金を債務整理する扱いになるのでブラックリストに登録されます。

ショッピングも含めて完済してから過払い金請求すれば、ブラックリストの問題はなく請求することができます。

過払い金請求対応まとめ

アプラスインベストメントへの過払い金請求
  • 裁判をしなくても過払い金の70%~90%が回収できる
  • 1~3か月後の返金
  • アプラスインベストメントは解約になる
  • ショッピング利用をしているとブラックリストに登録される可能性あり

アプラスインベストメントは他の信販会社と比べると過払い金請求への対応は良いとは言えません。

クレジットカードを利用している場合は注意しなければブラックリストに載ってしまったりと大きなデメリットが発生する可能性があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次